2020年の干支である寅に因み、数あるヴィンテージスーベニアジャケットの中から虎柄を厳選。1950年代初期に作られた2着のヴィンテージからA面の虎柄を抜き出し、1着に落とし込んだ寅年限定のスペシャルエディション。両面とも主役級の虎柄で構成されたリバーシブル仕様となっており、まさに「両A面」といえる非常に贅沢な作り。 表面は竹林から姿を現す虎の絵柄。古くか「牡丹に唐獅子、竹に虎」と言われるほど絵になる組み合わせで、しなやかに伸びる竹と斜め上からみたアングルの虎が日本画のような素晴らしい構図で描写されている。また、虎柄の中でもこのような赤系の色糸で刺繍された虎は大変珍しく、葉のグリーンや水しぶきのブルーのグラデーションも美しい、当時の刺繍職人のセンスが光る作品。 対してリバーシブル面はプリントの虎柄。近代的な機械によるプリントではなく、一色ずつるプリントの版を作り、それらを手作業で刷り重ねる手捺染(ハンドプリント)によるもので、想像を絶する手間と時間を要する。それゆえに当時の生産数もごくわずかで現存数が非常に少なく、ヴィンテージ市場では耳を疑う金額で取引される代物。スカジャンの生みの親である「港商」の名に相応しい逸品といえよう。 テーラー東洋のコレクションの中でも特に厳選した逸品をディテールにこだわり再現するのが、このスペシャルエディション。横振り刺繍で緻密に描かれた図案はもとより、アセテート生地の打ち込みを調整してヴィンテージと遜色なく仕上げ、ウールリブも旧式の横編み機を使用して1着ずつ編み上げている。リバーシブル仕様のファスナーについても50年以上前のファスニング機械を再稼働させ、当時と同じ手曲げのものを再現。テーラー東洋の前身である港商（こうしょう）商会のラベルを使い、ヴィンテージスカジャンの最盛期を彷彿とさせる仕上がりとなっている。 Size 特々大 (XXL)身幅64.0cm前後、着丈63.5cm前後、裄丈86.0cm前後。 購入前にお店で一度試着しただけです。 175cmの普通体型で気持ち大きめかなって感じです。 新品・未使用になります。