米国発の老舗ミリタリーブランド『AVIREX（アヴィレックス）』 ＊＊＊＊＊『AVIREX（アヴィレックス）』＊＊＊＊＊ ・1937年、アメリカ空軍のコンストラクターとして、ひとつの会社が発足しました。「エアロ・レザー社」、アヴィレックス「Avirex」の前身ブランドになります。当時からパイロットが身につける軍製品には、すべて詳細な規格が設けられていました。皮をなめす方法からディティールライン、ラベルまで細かい軍規定を受け、これを満たしたものだけが納品を許されていました。とりわけ品質については、戦闘機に与圧装置やヒーターがなかったこともあり、防寒性と機能性に厳しい条件が課せられていました。 アヴィレックスはこれらをクリアし、パイロットたちの第二の皮膚とも例えられるウェアを次々と開発し、膨大な数の製品を納品してきました。高度数千メートルの戦場をめざして飛び立って行った幾多の若者たち。そして彼らとともに最前線の空を駆け抜け、彼らとともに戦いの日々を過ごしたフライトジャケットの伝説は現在も生き続けています。 1975年、フライトジャケットは街着として脚光を浴びるようになります。無駄のない機能的なデザイン、良質な素材、ノスタルジックな味わい。多くの人々がフライトジャケットに魅了されました。これを機に一般市場に製品の供給を始め、「アヴィレックス社」が誕生。大空に思いをはせた飛行家（アヴィエーター）を称えるアヴィレックス（空の王様）から生まれた社名です。 ミリタリーに起源を持つアヴィレックスは、機能的なデザインが醸し出す特有の美しさに支えられています。その個性的な表情は、映画「インディー・ジョーンズ」「トップガン」「メンフィスベル」などのスクリーンでも活躍し、喝采を浴びました。本物だけが持つことができる、確かな存在感。それこそが変わらぬ人気の理由と言えるのでしょう。米国空軍より依頼を受け、1987年には米国空軍生誕40周年、1997年には50周年を記念したA-2ジャケットを限定納入していることこそが、本物の何よりの証しと言えるでしょう。